これって片付けられない病気？危険な症状と6つの特徴とは

「部屋が片付けられず、いつの間にかゴミ部屋に…これって病気？」

片付けられない病気は実際に存在します。厳密に言えば、病気の症状として片付けができないことがあるのです。
この記事では片付けられない病気とはどんなものか、また病気以外の片付けができない原因や対処法を解説します。

片付けられない病気は実際に存在します。
決してあなた自身に問題があるわけではなく、精神的、または脳の構造上片付けができないこともあるのです。

もしもご自身が片付けられず、病気かもしれないと悩んでいるなら、病院へ行くのがおすすめです。
現代の医療は進化していますし、適切な投薬によって症状が改善することもあります。
片付けられない、私はダメだと思わずにまずは原因を特定してみましょう。

統合失調症は、心や考えが頭の中でまとまらなくなってしまう病気です。幻聴や幻覚が見えたり、周りの人からはおかしいと思われるような考えに固執してしまい、日常生活に支障を来すことがあります。
症状の1つで片付けができなくなることがありますが、統合失調症の人全員が片づけできないわけではありません。

うつ病はひどい気分の落ち込みを感じる病気で、無気力状態になると片付けができなくなることがあります。
躁鬱病という病気もあり、この場合は躁状態の場合はなんでもできるのですが、うつ状態に陥ると急に何もできなくなることがあるでしょう。

強迫性障害とは、意志とは関係なく特定の行動を繰り返してしまう病気です。例えば家の鍵をかけたか気になって、何度も何度も確認してしまうような行動も強迫性障害の1つと言われています。
この中で、1つのものを何個も何個も集めてしまう症状があり、これが片づけられない原因となることも。
例えばトイレットペーパーを大量に溜め込んでしまい捨てられないなど、収集癖のような症状が出ている場合は強迫性障害により片付けができないのかもしれません。

強迫的ホールディングとも呼ばれる病気で、物を溜め込む症状がある人もいます。
家がゴミ屋敷になってしまう方などは、ゴミを捨てたくない、捨てるのが怖いと感じて片づけられなくなってしまうようです。

セルフネグレクトとは、自分自身の世話ができなくなる病気です。
衣食住を顧みない行動をとることが多く、片付けができなくなるのも症状の1つ。
食事を取らなくなったり、風呂に入らずに洋服も何日も着用しても平気、また片付けもせずに部屋が汚くなっても気にしない状態になります。

発達障害によって、片付けができないこともあります。
ADHDやADD・または自閉症スペクトラムの方が片付けが苦手な傾向にあるようです。

ADHDやADDの方は、判断基準が一般的な人と異なり、自分では片付いているつもり（または快適な状態）と判断していても家族からすればゴミ屋敷だったということがあります。
また自閉症スペクトラムの方は、自分が執着するものが決まっており、捨てられない癖があるため片づけられない場合があるようです。
発達障害であることに気づかず生活しており、周囲と馴染めずストレスでうつなどを発症し、最終的に片づけられない症状が出ることもあります。

片づけられない原因は病気だけではありません。
部屋が汚いから私は病気だ！と思う必要はないので安心してくださいね。

以上の特徴や性格に当てはまる人は、片付けが苦手なタイプなのかもしれません。
それでは1つずつ説明します。

片付けが苦手な人は、何もルーズな訳ではありません。
最近では意外と完璧主義の人ほどゴミ屋敷になってしまう可能性が高いと言われています。

掃除を始めたら隅から隅まで掃除をしなければならないと感じているため、時間的・または体力的に余裕がないと掃除が始められないのです。
またやろうと思っていて先延ばしにし、結局掃除できずに部屋がゴミ部屋になってしまいます。

掃除や片付け自体が嫌い、という方もいますよね。
単純に掃除をしていると嫌な気持ちになるため、どうしても手をつけられません。
掃除のメリットについて学んだり、1日5分だけ掃除するなどの習慣をつけると改善されることがあります。
この場合は人に頼んで掃除をしてもらうのが一番良いでしょう。
定期的に掃除屋を頼むなどの対策が一番です。

単純に忙しいと部屋が散らかってしまうこともあります。
残業が多く夜中まで働き、土日は疲れてずっと寝ているタイプの人は、掃除ができません。
片付けが苦手というよりも、時間がないだけの可能性もあります。

精神的に疲れていると、掃除する気力が湧かず片付けができません。
部屋の状態は心の状態と言われるように、メンタル面が低下すると、部屋も荒れます。
これは当然のことで、誰でも経験があることです。
精神的なストレスの原因が取り除かれれば、片付けの気力が湧いてくるでしょう。

買い物依存症の方や、物をついつい無駄に買ってしまう方も片づけられないケースが多いです。
単純に部屋の大きさに対して物が多いので、部屋が片付きません。
思い切って捨てる、自分で捨てるのが難しい場合は人に頼むのが一番です。

潔癖症で、自分が汚いと思うものに触るのが嫌な人も片づけを敬遠しがちです。
食器を洗うのが気持ち悪い、ゴミをさわれない人も意外と片づけられずにゴミ部屋になってしまいます。
なるべくゴミを溜めない、食器をすぐに洗うなどすると良いのですが、ひどい場合はカウンセリング等で改善する場合があるでしょう。

ゴミ屋敷に住んでいる方は、人に頼れない性格の人も多いです。
一度部屋をリセットするために人を呼んだり、業者に依頼する方法もありますが、自分の不始末は自分で処理すべきと思っており人に頼れません。
また汚い部屋を人に見せると嫌われるかもしれない、と感じていることもあるでしょう。

人に頼るのは悪いことではありませんし、汚い部屋に住み続けてあなたが病気や精神的に参ってしまったらそれこそ周りの人が悲しみます。
思い切って友達、恥ずかしければ他人である業者に依頼するのが良いでしょう。

ゴミ屋敷は放置せず、何かしらの方法で片づけた方が良いでしょう。
物が散乱していると害虫が発生したり、カビなどが生えて衛生的に良くありません。
空気の悪い部屋に住んでいると、それだけで精神的にもダメージがあります。
片付けが苦手な方は思い切って誰かに頼り、部屋を一度リセットしてみた方が精神的にも身体的にも良いでしょう。

もしも片付けができずに病気かもしれないと思っているなら、以下の対処法を試してみてください。

今部屋が汚くても、何かしらの方法で片付ければ大丈夫。
決してあなた自身が悪いわけではないので、この方法の中から一番気が楽な方法を試してみませんか？

もしもあなたが自分は病気かもしれないと不安、または兆候があると感じるなら一度病院へ行きましょう。
病院へ行って診断が出れば安心しますし、仮に病気でなければそれだけで片付けする気になることもあります。
万が一病気であっても、適切な治療を受ければ症状が改善するでしょう。

ストレスを感じていて片付けが難しい場合は、まずストレスの原因を特定して取り除いてみましょう。
例えば仕事が忙しすぎる場合は上司に伝えて業務の分担をしてもらうなど、対処法はあるはずです。
すぐに解決できない場合は、人に相談するだけでも気が楽になって来るかもしれません。

仕事が忙しくて掃除ができない、または掃除自体が嫌いな方は家政婦を頼むのも1つの手法です。
知らない人を家に入れるのは抵抗があるかもしれませんが、仕事で開けている間に掃除をしておいてもらうことができます。
不安なら休日に来てもらい、掃除をしてもらうことも可能です。
報酬を支払う対価として掃除をしてもらうので罪悪感も感じづらいでしょう。

頼れるお友達がいるなら、一度だけお掃除を手伝ってもらうのも良いと思います。ご飯を奢るからと伝えて、一緒に片付けてもらいましょう。
部屋の掃除が嫌いでも、お友達と一緒なら楽しく片付けられる可能性があります。

一気に片付けようとせず、1日15分、苦手なら5分だけでも良いので片付けてみましょう。スマホでタイマーをかけて、その間だけ片付けるだけ。
たったの15分でプレッシャーもかかりづらく、徐々に部屋が片付いてくれば、片付けに対してのやる気も出てきます。

毎週何曜日、または何日と片付けする日を決めるのも良いでしょう。
毎日やろうと思うと気が重いですが、週に1回だけ、または月に2回などと決めればさほど苦じゃないはずです。
例えば日曜日だけ、または5がつく日だけなどと決めるとうまく行きますよ。
続けていくうちに片付けの習慣がつき、掃除が苦手じゃなくなる可能性もあります。

どうしても片付けたくない、または手がつけられない方は、便利屋や不用品回収業者に依頼してみましょう。
不用品回収業者や便利屋は、部屋の片付けを手伝ってくれる上にでたゴミや不用品を回収してくれます。
ゴミ出しの日まで部屋にゴミを置いておく必要がなく、即日片付くのがメリット。
他人なので恥ずかしさもありませんし、時間などもかなり柔軟に対応してくれます。

部屋が片付けられずに病気かもと悩んでいるなら、お助けマスターへご依頼ください。
日時も柔軟に対応し、都合に合わせてお部屋の片付けをお手伝いします。
まずはお見積もりをいたしますので、ぜひ気軽に問い合わせいただければ幸いです。